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≪振り返り≫婚活という仕事との出会い。中頓別町青年交流事業 

婚活を最初に依頼されたのは、中頓別町さんでした。6年前のことです。以前にも書かせてもらいましたが、人財育成はしていても結婚に関するテーマでの経験がなかったので、無理だと思いお断りしました。でも、「町の将来を担う若者たちを育てる仕事です。その結果婚活も一つの事業として取り組んでほしい」と、再度依頼されその思いを受け止めて、青年交流事業としてスタートしました。

 

正直に言うと、男女の結婚は個人の問題だとその時まで思っていました。でも、中頓別町に限らず、結婚をしたい、家庭を持ちたいと思う年代の男女のバランスが悪い自治体はかなり多いことがわかりました。結婚することによってしか、事業継承ができない産業もあることも知りました。

つまり、持続可能な地域には、元気な産業、それを支える輝く若者がいないと成り立たない。そうであれば、婚活という取り組みは地域にとって必要不可欠な事柄だとわかってきました。

 

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婚活を自力でまじめに運営するための若者の教育は、かなり高い山です。でも、困難であるけれど、意義ある仕事だと思いました。誰の真似もせず、オリジナルのやり方で進めていこうと決めました。もちろん、婚活事業に詳しい信頼できる専門家お一人には教えを請いました。今も、報告をしながらご相談をしています。

 

時間をかけて町のリーダーになる若者を育てる→魅力的な若者たちと共に人生を歩みたいと考える女性たちに集まってもらう→出会いの場では、互いを知り合うための時間と内容が必要。それを地元のお兄さんお姉さんたちと共に組み立てる→当日は可能であればまち全体で遠くから来てくださった女性たちをおもてなしする。とてもシンプルな流れですが、簡単ではありませんでした。

 

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でも、時間をかけて自分の子供、弟と思うほど向き合うと、信頼関係が参加者、サポーター、事務局との間で生まれるものなんですね。言いずらいことを言う私の辛口もまっすぐ受け止めてもらえるようになりました。(徐々にですが)

そしてもう一つ大切なこと。それは、婚活は決して花嫁対策ではないという正しい理解を町全体でしてほしいということ。女性たちが都会では実現できない自分の夢、ライフスタイルを北海道や秋田ののんびりとしたまちで実現したいとやってきます。ここまでくると、移住政策との親和性も当然出てきますよね。教育や医療のこと、起業サポートなどまちの未来と婚活は密接にならざるを得ないのです。都会で積み重ねてきた仕事、キャリアを新しい町でも継続することも可能ですし、少しアレンジして特化した新しい仕事にして活躍することもあり得ます。それがお互いにとってありがたいはずです。

 

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