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創刊からの1年は忙しすぎて辛すぎて記憶がなかった。でも思い出して書いてみます。

「自分を好きではない、どちらかと言えば嫌いな人とのコミュニケーションをなんとか作る際の具体的例」について書かせて頂きます。
「花新聞ほっかいどう」の創刊当時2000年1月~のスタッフは全員女性でした。
私の上に男性の部長が一人いましたが、
基本は編集長の私と常勤ライターの3人、制作の2人、新聞販売店への発送業務2人、総務経理担当の1人の9人がチームでした。
そこに契約ライターさんやイラスト担当2人がいましたね。
9人との週一回の30分~1時間の対話時間では、私が相手に相談ごとを持ちかけることから始めました。
具体的には、「会社を出て駅まで力走し、地下鉄に乗って、バスに乗って19時に保育園に子供を迎えに行くのが結構厳しい。皆を残して会社を出なくてはいけないのが申し訳ないと思っている」と、日々気になっている、後ろめたいと感じていたことについて直球勝負で話しました。
皆さんは、編集長と1対1で話すのだから、命令か指示をされると思っていたようで、どの人も「意外ですね」という表情でした。
聞いてみると、私以外は地下鉄かバスだけ、あるいは自転車通勤で自宅と会社が20分以内の人がほぼ全員でした。乗り継ぎで45分位かかる私の移動状況は知らず、延長保育の19時を越してはいけないことも、独身者は知らない(当たり前)という状況でした。
甘えたつもりはないのですが、わかってほしくて伝えた結果はこうでした。
「編集長はみんなより朝早く来ているんだから、昼休みだって20分位しかとってないの知ってますよ。
就業時間というか保育園に間に合う時間に遠慮なく帰ればいいですよ。何も悪いことしてないんだから」というコメントが9人中6人から貰えました。
そうなんです。
一人で苦労を背負っているような、悲劇のヒロインを気取っているのではなく、事実をまっすぐ伝えることが必要だったのです。
テクニックではなく、思い込みやプライドを捨てることによって道が開けるよという経験です。
互いを知り合うため、嫌いの度合いを薄めて貰うための意を決した最初の対話は「フラットどころか、もぐりこんだ」編集長かとうでした。捨て身ですね。
まだまだあります。斜めに私を見ていたスタッフが心を開き、本当の意味でのチームになるまでの対話。

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