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広報の基本は「私に向けてのお知らせだ」と思わせること

2017年の1月にこのポスターを見つけました。東京都内だったと思います。

センスがいいので目に飛び込んできました。女性が作った(関わった)ポスターに違いない。海沿いの町で子供とゆったりと暮らせそうだ、素敵だわ~と瞬時に思いました。

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このポスターが求めている人は→シングルマザーで、高校生以下の子どもとともに羽幌町へ移住できる方で平成29年4月以降に1年以上介護施設で就労が可能な方。

 

北海道羽幌という文字と、北海道地図で北海道に行く必要があること。仕事は介護。子供と一緒に暮らせる。

伝えたいことが、伝えたい相手にびしっとわかり、センスも良い。本当にびっくりしました。

 

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余りに素晴らしいので、すぐに羽幌町のHPを見ました。

収入や、母子への医療補助、住宅など基本的なことはわかりました。ただ、次の一文には少し驚きました。

今回モデルケース1名を募集するものであり、決定し移住された方の意見などを参考にして、今後の移住の受け入れを実施いたします。

正直だけど、応募する人は責任感を感じるかもしれないな。知り合いがいないうえに、一緒に初めての取り組みに挑戦する仲間がいないことをわかってうえで応募してくださいということなのでしょう。

でも、覚悟を決めて来てくれる人に伝えたいなら、はっきり書いておくことは大事です。

 

PRプランナーというなかなか難しい広報の資格を持つ、専門家としては、1人を募集するためにこのポスターにどれだけの金額をかけたのかとても気になります。でも、それよりも役場の担当者の気合、気迫は感じました。

 

その2年後にも同じポスターで一次産業と介護での勤務をするシングルマザーを募集していました。ホッとしました。初回の取り組みが継続して本格募集に拡大したようでした。

 

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