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仕事の流儀 その11 マイノリティを極める③

マイノリティを極めると、本来だったらなれないポジションに何故だかいられたりします。

 

実は、子どもの就職のときに、マイノリティを極めることで夢を実現させることが出来ました。

娘は私が猛烈に仕事をしていたこともあり、小学校低学年の時から一人で家にいることが多い子供でした。生まれたときから彼女には、ケーブルテレビの多チャンネルが身近にありました。

中学1年生の頃から、ドラマを見て脚本や演出についての分析をノートに書き貯めているのを知りました。中学2年生の頃から、まだ人気が出る前の若手お笑い芸人を発掘することに熱心になっていました。中学3年の頃から、イケメン俳優が描く面白イラストをツイッターで知り自分でも筆ペンで絵をかくようになっていました。娘からの年賀状を集める友達がいることを知りました。

高1の春、「国立大学で自宅を出て通えるところで、貴女が好きなマスコミを学べるところは、一ツ橋と琉球大学しかないみたいなんだけど」と刷り込みをしておきました。

高校時代は合唱部で全国一をとるような強い部活だったため、娘は11月まで全国大会出場をしており、本格的な受験勉強は2か月ぐらいしかやりませんでした。でも、浪人して偏差値が上がるタイプじゃないよねと励まし続け、なんとか琉球大学に潜り込みました。

大学時代はドキュメンタリーを作り、夏休みには徳島県の神山町に合宿し、他大学の先輩たちとプロモーションビデオ作りをしたり没頭していました。

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そんな娘でしたが、就職活動には準備不足で自信もなく、迷いまくりました。

私は、小さいころからの彼女の歩みを語り、迷う理由はないと伝えました。そして、札幌と沖縄で毎晩作戦会議の電話やメールが飛び交いました。

 

冷静に彼女を見ていると、札幌生まれで沖縄で大学生。それだけで十分マイノリティです。

何処のテレビ局でも、なぜ沖縄?と聞かれたそうです。

そして、面接を重ねてあと一歩というレベルに達した娘に私は「あなたの周りには東大、京大、阪大の頭のいい人たちしかいないし、劣等感を持つだろうけど。モノづくりをする会社なんだから、1人ぐらい変わった人、ちょっと面白い子を欲しいはずだよ。その枠を狙っていきなさい」

その結果、娘の天然さを買ってくださった某放送局に入社することが出来ました。そして、一流のお笑い芸人さんと一緒に番組を作り、深夜枠ですがドラマの企画演出にも関われるようになりました。まだ3年目ですが、働きかたは昭和ですがどうにか毎日過ごしているようです。

 

自分のマイノリティな部分を探して、磨き上げて、他の方との違いを明確にしてみませんか?

 

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