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人生を変えるひとこと その10(最終回) 伝わるように話しなさい

オーニソガラムは春の庭ではっと目を引く球根ものですね。
自粛やステイホーム週間といった言葉が飛び交う日々では、植物の力に癒されます。

さて、今日は「伝わるように話しなさい」という言葉を35歳の私に与えてくださった生け花の先生のことを書きます。

編集長として、月に2回楽しみにしていた仕事のひとつに、今月の生け花というコーナーの取材でした。北海道の生け花連盟に加盟されているたくさんの流派の先生のご自宅を訪ねていました。私自身も小原流の師範の資格を持っていたので、一流の先生の花や花器選びなどを学べる時間でもありました。

その中でA先生が私におっしゃった厳しい言葉が「相手に伝わるように話しなさい」でした。

貴女はこれから講演を依頼されるようになるはずだから、お伝えするわねと前置きをしておっしゃったのです。

①自分の伝えたいことだけを話すのはプロではない。
②会場にいる方の多数が興味あるテーマを、皆さんの顔を見ながらなるべく早く軌道修正する必要も時にはある。
③高名な哲学者などの言葉を引用するよりも、自分の体験を基に話すべきである。
④伝えたいことが、相手に伝わっているかな?と意識をしながら話を進めること。

20年以上前に頂いた言葉、今もしっかりと覚えています。
講演をするということは、来場者の貴重な60分、90分、120分をお互いに有意義な時間にしなくてはならない責任がある。日々忘れずにいたいと思っています。

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